概要
近年、廃棄物の有効利用の一環として、一般廃棄物や下水汚泥などの溶融施設から排出
される溶融スラグを道路路盤材やコンクリート骨材として利用する傾向があります。こ
れらの溶融スラグの品質管理として、各種の分析を実施する必要があります。
分析項目
溶融スラグの試験方法として代表的なものに、下記の規格が定められております。
・JIS A5032 一般廃棄物、下水汚泥又はそれらの焼却灰を溶融固化した道路用溶融スラグ
・JIS A5031 一般廃棄物、下水汚泥又はそれらの焼却灰を溶融固化したコンクリート用溶
融スラグ骨材
これらの規格の中で、化学分析の試験方法が定められております。
・JIS K0058-1 スラグ類の化学物質試験方法 第1部:溶出量試験方法
・JIS K0058-2 スラグ類の化学物質試験方法 第2部:含有量試験方法
検液作成方法の一例を下記に示します。
試料の調整・・・試料を2mm目ふるいにかける。
ふるい上に残るものは粗砕して、ふるいを通過させる。

溶媒の調整・・・試料50g以上に試料の10倍量の溶媒(純水をpH5.8以上6.3以下
になるよう調整したもの)を混合する。
(例:試料50gに溶媒500ml)

振とう・・・・・・・・・常温、常圧で6時間振とう。毎分200回、振とう幅4~5cm

遠心分離・・・・振とう終了後10~30分静置し、必要に応じて毎分3000回で20分間
遠心分離する。

ろ過・・・・・・・・・上澄み水を孔径0.45μmのメンブランフィルターでろ過。
ろ液を検液とする。
JIS K0058-1 6. 粗砕試料による検液作成フロー図
弊社はこれらの化学分析を得意としておりますが、その他の骨材分析項目についてもお気軽にお問合せください。
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